2022年夏アニメとして話題になった『リコリス・リコイル』。
美少女アクションにキュートなキャラ、ハイレベルな作画と、魅力たっぷりな作品だけど、「ストーリーがひどい」「設定がガバガバ」「過大評価されすぎ」なんて辛口な声もネット上ではよく見かけます。
今回はそんなリコリコの評価を、いろんな視点から見つめ直してみようっていう内容です♪
批判と賞賛が入り混じるこの作品、果たしてその“真実”はどこにあるのか、私なりにじっくり掘り下げてみました。
リコリコが好きな人も、モヤモヤした人も、この記事を読んで一緒に振り返ってみませんか?
- ✔ 『リコリス・リコイル』が「ストーリーがひどい」と言われる理由
- ✔ 設定の矛盾点や終盤展開のガバガバ感へのツッコミ
- ✔ キャラ人気とSNS評価に見る“過大評価”の真相
リコリス・リコイルのストーリーが「ひどい」と言われる最大の理由とは
2022年夏に放送された話題作『リコリス・リコイル』、一見すると美麗な作画とキュートなキャラに惹かれてハマる人が多いけど、ネット上では「ストーリーがひどい」なんて声も聞こえてきます。
じゃあ、具体的にどのあたりがそんなふうに言われているのか?
ここでは、主に批判の多い「ストーリー構成や展開」に焦点を当てて掘り下げていきます。
設定の一貫性のなさと現実味の欠如
一番多く挙げられているのが、世界観の設定がガバガバだという点です。
たとえば、少女たちが暗殺者として活動する「リコリス」という組織の存在。
高校生の制服姿で銃を持って街中を歩き、堂々と犯罪を未然に防ぐって…ちょっと非現実的すぎるよね?
しかも、国家ぐるみでこの存在を秘密にしてるっていう設定も、現実に置き換えて考えると無理がありすぎる感じ。
「なんで誰も気づかないの?」ってツッコミたくなっちゃう部分、私も正直ありました。
視聴者が混乱する伏線回収の放棄
さらに、「あれ、これ後で意味あるのかな?」って思ってたセリフやシーンが、何事もなかったかのようにスルーされることもしばしば。
代表的なのが吉松シンジの「君には期待しているよ」ってセリフ。
これは明らかに伏線っぽいのに、たきなの成長や物語にあまり影響を与えずに終わっちゃうんですよね。
こういう視聴者の期待を裏切る放置が、「ストーリーがひどい」と感じさせる原因になっているのかも。
感情の流れやキャラの動機付けも弱めなので、違和感を覚える人も多かったみたい。

ガバガバと揶揄される設定の具体例とその考察
『リコリス・リコイル』って、キャラの可愛さやアクションのかっこよさが際立ってるけど、設定のツメが甘いところがたびたび指摘されてます。
ここでは、どんな点が「ガバガバ」と言われるのか、その具体的な事例を見ていきながら、実際のところどう感じられてるのかを探っていきます。
ファンの視点とツッコミ目線、両方でバランスよく見ていきましょう♪
少女が暗殺者として活動する非現実的な背景
まず、女子高生が銃を持って治安維持をするという前提が、かなり非現実的です。
「リコリス」は国家秘密の組織という設定だけど、街中で堂々と任務してるのにバレないのはさすがに無理あるよね…。
しかも彼女たちの制服、目立つしアイドルっぽいしで、逆に目立ってるやん!って思っちゃいました。
DAやアラン機関の矛盾点とご都合主義的な描写
次に問題視されてるのが、組織周りの設定の曖昧さ。
「DA」も「アラン機関」も、それっぽいネーミングだけど、具体的な運営体制や方針が曖昧で、リアリティが欠けてるって感じた人が多いみたい。
あと、「ラジアータ」っていう万能コンピューターもすごすぎて逆に笑っちゃうレベル。
「なんでもできちゃうハッカー」と「どこでも届く通信ジャック」って、ちょっと都合良すぎでは?

終盤の展開が「雑」と言われる理由
物語の後半に入ると、「あれ?雑じゃない?」って感じた人も多かったんじゃないかな。
特にシリアス展開が増えてくる終盤は、話の整合性やテンポの悪さが目立って、評価が分かれやすい部分なんです。
ここでは、終盤の展開に対する批判的な声と、それに対する解釈について掘り下げてみます。
真島の扱いと展開の強引さ
真島って、ラスボスっぽい扱いなんだけど、キャラとしてはちょっと物足りなさを感じた人も多いはず。
最初は中ボス感があったのに、ずっと出張り続けるから「え、またこの人?」ってなっちゃったり。
主義や思想がぼんやりしてて、何をしたかったのかもイマイチわかりにくいのが残念ポイント。
電波塔・リリベル・爆弾演出の賛否
クライマックスの電波塔でのバトル、ド派手でアニメ的には盛り上がるけど、話の筋としてはちょっとチグハグだった印象。
リリベルの登場も突然すぎて、「急に増援きたぞ…?」ってなったし、真島の電波ジャックも都合良すぎ感がぬぐえないんですよね。
全体的に「盛り上げたかったのはわかるけど、雑すぎる」と言われても仕方ない展開かも…。

過大評価とされるのはなぜか?評価の二極化に迫る
『リコリス・リコイル』が放送当時から話題になって、「覇権アニメ!」って持ち上げられる一方で、「過大評価されすぎじゃない?」って冷静な意見もあったんですよね。
この章では、なぜ評価がここまで二極化したのか、その理由に迫っていきます!
人気の要因と、不満を感じた人の視点をそれぞれ見ていきましょう!
可愛いキャラと作画の良さだけで評価されている?
キャラデザと作画がめちゃくちゃ高クオリティで、アニメ映えする要素がいっぱいなんですよね。
それが逆に「中身が薄くても映像だけで評価されてる」って思われちゃうことも。
TwitterやPixivでは、千束とたきなのファンアートが爆発的に増えて、「ビジュアル先行アニメ」って言われる原因にもなったかも。
百合描写への期待と物語の乖離
百合アニメっぽい雰囲気で視聴者を釣っておいて、意外とその要素が控えめだったのも「思ってたのと違う」って声の理由の一つ。
特に中盤以降、シリアス展開がメインになると、「もっと日常パートが見たかった」って思った人も多いみたいです。
「百合を期待してたのに、真島の出番が多すぎる!」っていう不満、正直わかるかも…笑

肯定的な意見が多い一方で不満が残る視聴者心理
『リコリス・リコイル』は多くの人に「最高だった!」って言われてるけど、実は心の奥で「なんかモヤる…」って感じてる人も少なくないんです。
この章では、そうした視聴後の「もやもや」の正体に迫っていきます!
私自身もちょっと引っかかったところがあったので、共感してもらえるかも?
「ちさたき」への感情移入と消化不良の理由
千束とたきなの関係性にキュンとした視聴者が多いからこそ、「もっと見たかった!」っていう思いが後を引いてるのかも。
特に最終話では二人の関係性にしっかりした答えが出るわけじゃなくて、「えっ、これで終わり!?」って声が続出してました。
不殺の信念や千束の人工心臓の件など、大きなテーマがあるわりには明確に語られず、「ぼんやり終わってしまった感」があるんですよね。
設定の甘さを許容する視聴姿勢とSNS評価の影響
実はこの作品、視聴スタイルに大きく影響されるアニメだと思うんです。
キャラ萌えや作画重視で楽しむ人には超ハマるけど、物語のロジックやテーマ性に注目する人にはちょっとモヤる。
しかもSNSではポジティブな感想がバズりやすくて、否定的な意見が浮きづらい空気感もあるんですよね。
結果的に「空気に流されて良かった気がするけど、実は引っかかってる」って人が多いのかも。

リコリス・リコイルのメタ的解釈と作品構造の再考
ここからはちょっとディープな話!
実は『リコリス・リコイル』には、表面的な百合アクションの裏に、アニメやオタク文化への風刺的な視点が含まれてるっていう考察があるんです。
「なんかこのアニメ、メッセージ性ある?」って感じた方にこそ読んでほしいパートです!
「深夜アニメの自己批評」としての構成
『リコリコ』の世界で「リコリス」が少女ばかりだったり、親がいない設定になってるのって、実は深夜アニメの典型的なヒロイン像のパロディにも見えるんです。
その子たちが、国家の秘密を守るために戦ってるって構図、ちょっとアニメ業界を皮肉ってるような気もしませんか?
「オタクが望む理想の世界」を“演じさせられてる”という風にも捉えられるんです。
真島=ツッコミオタクという風刺的キャラ造形
そして、ずっとリコリスに噛みついてくる真島の存在。
彼は「こんな歪んだ世界は間違ってる!」って叫ぶキャラで、まるでアニメに真剣にツッコミを入れる視聴者そのものなんですよね。
「設定ガバガバじゃん」「オタク向けすぎる」と冷静にツッコむ存在を、あえて劇中の“悪役”として描いてるあたり、かなりメタ的な皮肉が込められてるかも。

リコリス・リコイルは見るべき?やめるべき?タイプ別おすすめ視聴者
ここまでで『リコリス・リコイル』の良いところも、ちょっと気になる点もわかってきたと思います!
でも最終的に「私に合ってる?」って迷う方も多いはず。
ここではタイプ別に、おすすめできる人・できない人をズバッとまとめてみました♡
作画・キャラ重視派には刺さる
とにかくキャラが可愛くて、作画もキレイなのが最高!って人には超おすすめです!
千束の表情豊かな動きや、アクションのカメラワーク、百合っぽいセリフ回し…全部刺さるはず!
「細かいことは気にしないで、楽しく見たい!」ってタイプの方なら絶対ハマります♡
緻密なSFやストーリー重視派には物足りない
逆に、リアル志向やロジック重視の人には、ツッコミどころが多すぎて気になるかも…。
設定の曖昧さや終盤の展開の強引さが、全体の印象を下げちゃうことも。
「物語に整合性がないと楽しめない」ってタイプの方は注意が必要です!

リコリス・リコイルのストーリーは本当にひどいのか?総まとめ
さて、ここまでたっぷり語ってきた『リコリス・リコイル』。
「ストーリーがひどい」「設定がガバガバ」「過大評価されてる」といった意見があるのは確かですが、それって本当に“悪いアニメ”ってことなんでしょうか?
この最後の章では、全体を振り返りつつ、作品の本質的な魅力や評価について改めて考えてみたいと思います!
批判も称賛も内包する「包容力」のある作品
『リコリス・リコイル』は、正直言ってアラが目立つ部分もあるアニメです。
でも、それでもこれだけ話題になって、多くの人に刺さったのは、キャラの魅力やテンポの良さがそれ以上に魅力的だったからだと思います。
ストーリーの構成や伏線の扱いに納得できない人がいても当然だけど、それすらも受け入れて盛り上がれる、“包容力”がある作品なんじゃないかなって思うんです。
視点次第で「神アニメ」にも「雑アニメ」にもなる稀有な例
『リコリス・リコイル』は、視聴者の視点によってまったく評価が変わるアニメだと思います。
「キャラが好き!」「動きがいい!」って見る人には神アニメ。
でも、「整合性あるストーリーを求めてる」人には雑アニメに映る。
だからこそ、ここまで議論を呼び、長く語られ続けているのかもしれません。
賛否両論があるからこそ、作品として強いって言えるんじゃないかな♪


- ★ 世界観や設定の矛盾が多く、ツッコミどころ満載
- ★ キャラ人気や作画の良さで評価が上がりすぎた側面あり
- ★ 視聴者のスタンスによって評価が大きく分かれる作品
コメント